2010年1月29日金曜日

あぃん と あん

中国語を勉強する日本人にとって
おそらく最初で最大の難関は発音である
なかでも一番の難関は [an] と[ang] である

例えば「飯(fan)」と「放(fang)」 意味が違ってくる。

いろんな人に何度も何度も教えてもらう・・・が
わからない!!
聞き分けられない!!

ある人は [an] のとき 舌先を上と下の前歯ではさんでみせる
[ang] のときははさんでない
よぉし と まねしてみる

なぬ?ちがう?

ある人が教えてくれる
まず [ain] と発音してみろ([i] は小さめに)
すると自然と鼻に抜けた音になる
それが [an] だよ

つぎに大きくはっきり「あん」と言ってみろ
すると自然にのどの奥で「ん」と引っかかる
それが [ang] なんだ!!

そうそう、それそれ!!

発音できている時もあるようだ
出来てはいるようだが 自分では聞き分けられてない
むむむむむ むずかしい!

日本から持ってきたもの②

② パンパカパンのフランスパン

福岡市早良区にある この小さなパン屋さんには
気の置けない大好きな店主さんがいて
大好きなパンがたくさんある

あんぱん 食パン スコーン ベーグル 生姜のパン 栗のパン
りんごちゃん チーズマフィン 全粒粉100パーセントの田舎パン

とりわけ大好きなのがフランスパン
これは ぜったい譲れないのである
誰がなんと言おうと好きなんである
この香ばしい香りは 歯ごたえは 他の何処にもない

本当は三本 台湾に持っていくはずだった
荷物が多すぎて 涙目で一本にした 貴重なフランスパンを
スライスして冷凍保存して 特別なときに少しずつ食べている

ふるさとはとおくにありておもふもの
だけど ああ でもでも
パンパカパンのパンが食べたい!
誰か持ってきてくれ~~

はぁ ちょっと 一枚焼こう・・・

2010年1月18日月曜日

台湾の精進料理

台湾では
「素食(すーすー)」「素菜(すーつぁい)」というと
精進料理のことになる。
素食の需要はかなり高いらしく
外食に行けば「素菜」メニューがほとんど必ずあるし
食料品には「全素」「蛋素」「奶素」「植物五辛素」などの表記がされている。

 ※全素=動物性食品、五葷が入らない
 ※蛋素=卵以外の動物性食品が入らない
 ※奶素=動物のお乳以外の動物性食品が入らない

素食を食べるのは健康のため、という人もいるが
信仰のため、という人も多い。
その人たちの多くは お坊さんに限らず
「にら、ねぎ系、にんにく(=植物五辛、五葷)」までストイックに避けている。
五葷を避ける理由としては主に
①体臭がつよくなる
②性欲が増す
 ので、修行などに支障がでるのを避けるためなんだそう。

全素の台湾人主婦の方に
「つくるのはむずかしいですか?(後で考えたら なんか愚問だなぁ)」と訊いたら
「普通の家庭料理と同じですよ。
 お肉やお魚は代用食品があるし 他のものは料理に入れなければいいんです」
との答えだった。

ちなみに台湾の素食は比較的安価である。
食材自体の価値や調理技術の精巧さによって
価格は確かに上下するものの
精進料理であること自体を高価格の理由にすることはあまりない。
近所のセルフサービススタイルの素菜の食堂で
ひとり日本円2~300円も出せば おなかいっぱいになれる。
日本のベジタリアンには台湾は天国だと思うな。

2010年1月17日日曜日

日本から持ってきたもの①

① 米こうじ 1kg

一度はやってみたかったのです。
台湾で 手前味噌。
大豆と塩は台湾で買えます。

大豆を一晩水に浸け 圧力鍋でやわらかくなるまで炊く
こうじに塩を混ぜて ポロポロにほぐしておく
炊けた大豆をつぶして 塩こうじと混ぜる
こぶし大の大きさの まん丸な味噌玉をつくり
漬物用の袋の中に
ばしーんっ ばしーんっ と、投げつける
(これを見て台湾人の同居人が「おしんだ!おしん!」とエキサイトする)
ぐっぐっと 平らになるよう 手で強く押さえてならす
空気を出来るだけ抜いて 袋の口を絞り おもしをする

台湾の味噌は なぜか甘い。九州の味噌より甘い。
手前味噌の味はどうなるでしょうか。
しばしお待ちを。

2010年1月13日水曜日

台湾に到着

台湾に無事到着しました。
ひとまずご報告まで。

台湾の友人は口をそろえて
今年は特別 寒い寒い というけれど
福岡よりはかなり暖かいです!

またのちほど。

2010年1月12日火曜日

ことづて

きょうまでの あなたがくださった まごころに
なさけない わたしは
なんといっていいか
うまいことばが みつかりません

いまはただ わらって あなたにつたえます
ありがとう
いってきます

また かならず あいましょう

2010年1月9日土曜日

福岡から台湾へ

離れてみると ね
故郷と じぶんが
深いところで もっと結ばれるって思えんだ
強くなれる
ならざるを得なくなるよ

だから あなたは来なさいね

すべてを見透かしたかのように
きっぱりと 彼女は そう言った

わたしは 「はい」と 答えた
それから何度 考え直しても 答えは同じだった
それで 行くことにした

其処に行きたい理由は 他にいくつもあった
でも決意したのは あの言葉があったからだ

もうすぐ故郷を離れ 彼女が愛する混沌の国へ行く

さぁて なにが始まるか
サイクハ リュウリュウ シアゲヲ ゴロウジロ

じょうよまんじゅう

じょうよまんじゅう を作る

かぼちゃあん
 Kanちゃんちのかぼちゃ
 甜菜糖
 しょうが絞り汁
 橙絞り汁
 塩

かぼちゃを ふたつに切って 種とワタを取り除き 蒸す
スプーンで実をくりぬき 裏ごしする
鍋に かぼちゃ裏ごし 甜菜糖 しょうが絞り汁
弱火で 練る よく練る 焦げないように底からまぜる
橙を絞る 数滴でいい ほんのり香るくらいでいい
塩を ほんの少々 火から下ろす
皿に広げて冷ます 小さく丸める 橙色のあんこ玉

つぶあん
 大納言小豆
 干し柿
 米飴
 昆布
 塩

小豆を洗って 水に一晩 浸けておく
鍋に小豆 水 昆布 はじめ強火で コトコト 弱火で コトコト
昆布取り出し コトコト 差し水しながら コトコト コトコト
干し柿 種を取り除いて 細かくみじん切り 加えて コトコト
塩を ほんの少々 火から下ろす
皿に広げて冷ます 小さく丸める つぶあんこ玉

大和芋擂り下ろし 米飴 根気強く擂り混ぜ
含ませた空気の泡を こわさぬよう 大事に 米粉の上で手早く生地を練る
マシュマロのような じょうよ生地で あんこ玉を包み
蒸し器に並べて 強火 8分
もくもく あつあつ 出来上がり

大切な人へ 元気でいて欲しい人へ贈るための

かぼちゃと つぶあんの じょうよまんじゅう

2010年1月8日金曜日

姉家族の年賀状


model:姉さまと三人の子供たち
shooting:義兄さま

母が東京から ひと月ぶりに元気に帰ってきた

姉夫婦の年賀状を一枚もらう
新年の楽しみである

毎年
なんとも良い味の写真をひとつだけ 絵葉書のようにシンプルに使う
私はそれをいつも一枚もらって 一年中見えるところに飾っている

今年のは格別美しい
愛があるんだね

姉さま 義兄さま ひぃさま かんさま そぅさま
おめでとうございます

2010年1月2日土曜日

新年快楽!生日快楽!

明けましておめでとうございます。
今年一年 皆さんに良いことが沢山ありますように!

年の暮れ
東京で暮らす姉夫婦に三人目の赤ちゃんが誕生しました。
初めての男の子です。
福岡から助っ人に上京した母も
早速、「いい顔してるよ!背も高い!」と、のろけのろけ。
私が会えるのは多分、夏。
それまでは写真を送ってもらうことにします。たのしみ。

そんなわけで福岡では
今年はいつもと違った静かなお正月なのです。