2010年4月20日火曜日

ふぁんたん

飯 米團(ふぁん とぁん:米團で一文字)
台湾式おにぎりのことである

日本のおにぎりといえば お昼ご飯や おやつとして食べるイメージが強いと思う
(あくまで個人的なイメージですので異議のある方はお知らせください)

台湾のおにぎりは 朝ごはんに食べるもの というのが常識なようである
街角には早朝から営業する朝ごはん屋さんがあって
毎朝 出勤通学前の腹ペコな老若男女でにぎわっている
みんな大抵 急いでいるので 簡単でお腹にたまるメニューが多い
豆乳と油條(中華式揚げパン:南関揚げみたいなサクサクした食感)
大根餅 中華式おかゆ 中華麺 サンドイッチ 葱蛋餅(卵と葱のおやき)

台湾おにぎりも どっしり大きな大きな俵型
作り方は日本の太巻きのような感じで
ビニール袋で包んだ 20センチ四方のハンドタオルの上に
ラップを敷き おしゃもじたっぷり二杯分のご飯を広げたら
そぼろ肉 卵 油條 など たくさんの具を乗せて
最後にタオルごとくるくるっと 巻き上げる
所要1分 ちょっとした早業エンターテイメントである ぱちぱち

美味しそうで何種類も買って食べ比べたいと思うのだが 一食にひとつが限界である
なぜかというと 理由は ご飯
台湾おにぎりのご飯は もち米なのだ
ひとつ食べるともうお腹いっぱいになって
しかも腹持ちよすぎて下手すると お昼ごはんまで食べられなくなるのである

もち白米のおにぎりが普通だが
もち紫米(100%!)のおにぎりもある
紫米って玄米でしょ
もち米で玄米で って 最強じゃないですか
でもやっぱり美味しいの
飯粒好きには たまらんの

もしも朝 街角で行列の出来てる飯米團やを見かけたら
お昼は抜く覚悟で一緒に並んでみるといい
ほかほか もちもち の 美味しい朝ごはんが食べられるに違いない

2010年4月13日火曜日

台湾の砂糖

台湾で一番ポピュラーな砂糖は 二號砂白 という砂糖
糖度98.3以上 サトウキビ原料
粒子の粗い 肌色の砂糖
要するに 三温糖 ということでいいのかと思う

更に糖度の高い真っ白な砂糖も 同じくらい人気のようだが
ある人は 「白い砂糖は味気が無くって」 と 二號砂白を使う

紅糖 黒糖もあって こちらは少しお値段高め
粉砂糖を売っている店は少ない
ざらめ糖は珈琲糖として売ってある
街角で時々 リアカーに乗せた生のサトウキビを
その場で絞ってジュースを売っているのを見る
たぶんサトウキビだけ買うのも出来るんだと思う

サトウキビ以外の糖としては
蜂蜜 麦芽糖が次いで一般的のようだ
麦芽糖は安い 日本の3~4分の1くらいの値段である
甜菜糖はほとんど見かけない
前に一度だけ自然食品店で外国産のを見たが 日本より少し高かった
メープルシロップもほとんど見ないし 高い

台湾の人は口をそろえて 日本のお菓子はすごーく甘い という
日本のお菓子は 日本茶や珈琲と一緒に食べることが前提だからね というと
あー なるほどね でも甘すぎるよ という
大体の台湾の人は お菓子に対しては
「不太甜的:ほんのり甘いもの」が好きで
「太甜的:甘すぎるもの」は嫌いなようだ

お菓子の甘さとフルーツの甘さは比例しているように思える
台湾のフルーツは種類も量も たくさんあるが
どれも日本のものに比べて そんなに甘くない
ここにも好みが反映されているのかな

でもね 実は 甘い飲み物に関しては別問題なのだ
珈琲には ほとんどの人が自動的に 砂糖とミルクたっぷり入れるし
街角のジューススタンドは砂糖もたっぷり入れるのが普通
ペットボトルの日本茶中国茶も大半が砂糖入りだ(気をつけましょう!)
暑い国なので水分と糖分を一緒に取れるほうが効率的ということもあるのか
気をつけないと虫歯になってしまいますよー