2010年11月21日日曜日

おいしい芭樂の見分け方

芭樂(ばーらー)と書いて グァバ のことである
台湾では 芭樂が とにかく一年中食べられる
ひとつ大体50~70日本円くらい
台湾で見かける 芭樂は 色で大きく分けて二種類
中が薄赤いのは野生のもので少し高い
中が白い方が一般的だ
私は白い方が好きだ

さて この芭樂
個人差があるだろうが 私は柔らかくて甘いのが好きだ
ほぼ毎日一個の頻度で食べ続け 数カ月
最近 おいしい芭樂を見分けられるようになってきたようだ

① 少し小ぶりのもの
② まん丸で表面に凸凹がないもの
③ 外側はやや黄色味をおびた色の薄いもの
④ 全体的に柔らかいもの(目安:トマト)

以上の条件をおさえた芭樂は
90%の確率で クリーミーで甘くておいしいのである

芭樂は
皮と種も含めて丸ごと食べられる
さっと水で洗って丸かじりする
実は芭樂の種は お通じに よく効く

甘草(天然甘味料の一つ)に漬けたものや
ジュースも売っているが そんなもん決して買うんじゃない
シンプルに美味しい芭樂を
何もつけずに 丸かじりが最高に美味しいんである
もし芭樂を見つけたら お試しあれ

2010年11月17日水曜日

紅豆包心圓

台北の11月
平均気温は23度
毎日 雨が降る
台湾の空気は湿度が高いので
実際の体感気温は数字で見るより寒く感じる

少し前までは
豆花や仙草をかき氷入りで食べていたが
今は熱々のぜんざいが恋しい

太順街の行きつけの屋台では
紅豆包心圓(ほんどぅばぉしんゆぇん)というのがある
柔らかく煮た小豆一粒一粒をタピオカでんぷんで
コーティングしてムチムチに茹で上げた包心圓を
甘い粒ぜんざいに入れたものだ

寒い日は これが一等おいしい
ここの老闆(らおばん:店主)は ひょうきんな おじいちゃんで
「テストに合格しないと食べられないよ」と
お客を試す
「紅豆包心圓 いっこ くださいな」というと
「いっこかい!?」といって
一粒の包心圓を取り出して見せる
「紅豆包心圓 一椀 くださいな」これが正解なのだ

会計には「はい 4万元ね(本当は40元)」
どっかで聞いたようなネタだが
おじいちゃんが言うとなんか 心があったかくなる

紅豆包心圓
名前もいいではないか
心を包んだ まん丸
木喰上人の句のようだ

みなひとの こころをまるく まんまるに
どこもかしこも まるくまんまる

きゅうきゅう ムチムチ まんまるの包心圓をほおばって
私の心も まんまるになるといいなぁ と
雨音を聞きながら思っていた

2010年11月14日日曜日

寒い日は

寒い日は

油豆腐(油揚げ)
大根薄切り
レンコン薄切り
小松菜ざく切り
ショウガの千切り

昆布だしでぐつぐつ煮込んで
仕上げに醤油をひと垂らし

熱いうちに平らげて
これで風邪っぴきの体も芯からホカホカだ

台湾だって冬は いっちょまえに冷えるんだい