2010年3月28日日曜日

筍とアジと南勢角

台北の南方
MRT南勢角駅のそばに
大きな 昔ながらの市場がある

台北の街も 今では どんどん垢抜けて
古い町並みや通りは 次々と
西洋近代的で無機質な風景に塗り替えられているなか
いまだに庶民の台所として 活気を失わないエネルギーに満ちあふれた そこには
これまで行った どの市場 スーパーマーケットより
安くて 新鮮な野菜とお魚とお肉がある

青菜は一束30円(日本円)
大きなブロッコリー4個60円
採りたて筍ふたつ120円
まるまるしたサバ2尾300円
基隆で引き上げたばかりの新鮮なアジ2尾150円

ここは楽園ですか
こんなに安くって いいのですか
なんか おかしくないですか ああ ああ

久しぶりに食べたアジの塩焼きは
ホントにホントに美味しかった

筍は
若竹汁と
筍ご飯にした

買い物が終わって
道端に座ってタバコをふかす友人と話す
「ここに来ると なんかエネルギーを どっと持ってかれる感じ」
「でも 同時にもらう感じもあるね」
「体の中をエネルギーがどんどん流れて 入れ替わっていくの」
「そうそう そんな感じ」

もし 体の中に悪い気がたまったら ここに来たらいい
悪いものは ぜーんぶ全部 吸い取られて
財布の中身が軽くなったころには
新しいエネルギーと 新鮮な食べ物だけが残るのだ
台北のエネルギースポット 南勢角なのだ

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